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周波数解析
  1. プリントパターンの周波数解析
  2. 突出部品の周波数解析
  3. ケーブルの周波数解析

プリントパターンの周波数解析

<プリントパターンの周波数解析例>

  1. パラメータの設定

    • プリントパターンデータ
      パラメータ データ 備考
      材質 ガラスエポキシ
      基板厚み 1.6mm
      パターン幅 1mm
      パターン長 50mm

    • 伝送線路モデル変換
      パラメータ 設定値 備考
      特性インピーダンス 84.4オーム 前出のグラフより
      電気長 0.3 50mm/168mm
      周波数 1000MHz 規定値


  2. 電源条件の設定

    • 設定値
      パラメータ 設定値 備考
      電圧 AC1V
      電源抵抗 1・21・41・61・81オーム 電源抵抗を可変してパラメトリック解析

  3. 負荷の設定

    • 負荷インピーダンスはハイインピーダンスに設定。



<周波数解析結果>

  1. 電源インピーダンスが特性インピーダンスより低い場合プリントパターンは共振する。

    • 共振周波数はケーブル長が電気的に1/4波長になる周波数で約830MHz。さらに高い周波数は割愛。
    • 共振のQは電源インピーダンスが低い程高い。
    • この例では共振を抑える何らかの対策が必要。




突出部品の周波数解析

アンテナシミュレータを用いて解析例を掲載予定。


ケーブルハーネスの周波数解析

<ケーブルの周波数解析例>

  1. パラメータの設定

    • ケーブル長 : 3m

      パラメータ 設定値 備考
      特性インピーダンス 250オーム 既定値
      電気長 10 3000mm/300mm
      周波数 1000MHz

  2. 電源条件の設定

    • 設定値
      パラメータ 設定値 備考
      電圧 AC1V
      電源抵抗 1・51・101・151・201・251オーム 電源抵抗を可変してパラメトリック解析

  3. 負荷の設定

    • 負荷インピーダンスはハイインピーダンスに設定(スイッチの開放時等)



<周波数解析結果>

  1. 電源インピーダンスが特性インピーダンスより低い場合ケーブルは共振する。

    • 共振周波数はケーブル長が1/4波長になる周波数で、25MHz。
      またその奇数倍の周波数。
    • 共振のQは電源インピーダンスが低い程高い。
    • この例では負荷端の電圧が100v以上になる。
    • 負荷を高周波的に250オームで終端すると共振はおさまる。


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